「曲げわっぱ」の歴史は非常に古く、遠く奈良時代にさかのぼるといわれています。
「大館曲げわっぱ」について、その起源は、木こりが杉の生木を曲げ、桜皮で縫い止めたわっぱ(弁当箱)だとされています。
秋田藩主、佐竹義宜候が関ヶ原の戦に豊臣方として惨敗を喫し、水戸より東北の片田舎秋田に移封されたそのころ、領内では冷水害が相次ぎ、領民は窮乏甚だしく、家中の生活も同様その日の糧に困るものさえあるほどでした。
大館城(桂城)主佐竹義和もまた、領内の豊富な森林資源を利用して、家中の窮乏を打開すべく武士たちに命じ、副業として曲げわっぱの製作を奨励しました。
その結果、次第に領内はもちろん、他領にも進出して「大館曲げわっぱ」として知られるようになりました。
曲げわっぱの特徴は、「木目まっすぐで張力に富み、細かい均等な年輪のそろった柾目」を生かしたことです。
曲げわっぱのお手入れ
- 使用後はぬるま湯または水で洗って、柔らかい布で拭き取る様にして下さい。使用しないときは、良く乾燥させて保管して下さい。
おひつの場合、どうしても内側だけが湿りがちで、それが原因で蓋がゆがむ場合がありますので、ときには蓋をはずして仰向けに置き、蓋の内側を良く乾燥させて下さい。
- 変形または変色するおそれがありますので、直射日光等はさけて保存して下さい。
- たわし、または磨き粉で磨かないで下さい。
- 漂白剤を使用しないで下さい。木肌に残った澱粉質と漂白剤が反応して、茶色または紫色に変色する場合があります。
- おひつ等にご飯を入れたまま冷蔵庫に保管しないで下さい。容器内外の湿度差と、急激な温度変化により蓋が強くゆがみ、元に戻らなくなることがあります。
万が一激しくゆがんでしまった場合は、蓋を水で濡らして水をよく含ませて塗れタオルで包みしばらく置き、それから内外ともゆっくりとよく乾燥させると元に戻るかもしれません。
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