桶樽の歴史はたいへん古く、先史時代から穀物の保存や水槽などに使われていたようであります。
しかし、今日のような円筒形になって一般に普及するようになったのは室町時代からで、その産地としては杉材を豊富に産する吉野、新宮、秋田、土佐でした。
江戸時代になって酒、醤油などの需要が増えるに従い、専業職人達によって工具や技術も向上し、産地生産されるようになりました。
天然秋田杉は日本三大美林の一つとして、秋田県北部米代川流域に産し、能代市は、わが国随一の木材集散地で「木都」といわれております。
樽冨かまたは、木都能代市にあって創業弘化3年(1846年)、約140年の歴史と経験を有しておりますが、昭和59年度に桶樽としては全国で初めて国指定の伝統的工芸品になりました。
桶樽のお手入れ
- 最初に使用されるときは、ぬるま湯を4〜5時間入れて洗い、柔らかい布でふきとって下さい。これを2〜3度繰り返します。(表面仕上をしている場合、これは必要ありません。)
- 使用後は、早めにぬるま湯か水で洗って、柔らかい布でふきとって下さい。
- 直射日光や暖房器具、強度の乾燥はさけて保存して下さい。
- タガがゆるんでも壊れたのではありません。それはたいていの場合、乾燥のしすぎが原因です。その場合は、桶径の広い方にタガを少し持ち上げぎみにして、中にぬるま湯を張って放置すると、たいてい直ります。(それでも直らないときは、樽冨かまたで修理もいたします。)
- 長期間使わないでしまっておくときは、エアコン等で乾燥しないような常温の部屋で保管して下さい。
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